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防犯対策の種類と違い|方式ごとの向き不向きを比較

防犯対策の種類と違い|方式ごとの向き不向きを比較

近所で空き巣が出たと聞いて調べ始めると、防犯カメラ・センサーライト・防犯フィルム・補助錠が同じ検索結果に並びます。

どれも「防犯」と書いてあるのに、守る場所も効き方もばらばらです。

警察庁の統計では住宅侵入の手口として窓ガラスを割る「ガラス破り」と無施錠の侵入が大きな割合を占めており、まず手を付けるべき場所は玄関より窓であるケースが多くなります。

防犯対策とは、侵入を不可能にすることではなく、侵入までの時間を延ばして途中であきらめさせる状態を作ることです。

本記事では、対策の中身を分ける3つの働き・場所別のグッズの選び分け・買う前に測っておく4点を解説します。

防犯GET

防犯GET編集部

防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。

※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。

防犯対策とは「時間をかけさせる」対策のこと

侵入者が住宅をあきらめる時間には、よく引かれる目安があります。

侵入に5分かかると約7割が、10分を超えると約9割が犯行を断念するという調査結果です。

CPマーク(防犯性能の高い建物部品に付く表記)の認定基準も、この考え方をもとに「侵入までに5分以上耐えた」という試験結果で線を引いています。

つまり、どの製品も保証できるのは時間と発見されやすさまでです。

「これを付ければ狙われません」という説明は成り立ちません。

逆に言えば、破られない製品を探すより、破るのに手間がかかる状態をいくつ重ねられるかで考えたほうが選びやすくなります。

この視点で製品を分けると、働きは3つに整理できます。

侵入に時間をかけさせるもの、音や光で気づかせるもの、記録を残すもの。

窓に補助錠を足すのは1つ目、センサーライトは2つ目、防犯カメラは3つ目です。

1つ目だけを積み上げても人目には触れませんし、3つ目だけでは侵入そのものは遅くなりません。

防犯対策の3タイプは、どこで差が出るのか

時間をかけさせるタイプ

補助錠・防犯フィルム・防犯ガラス・面格子がここに入ります。

効き方は素材と厚みで決まるため、仕様表の数字で判断できるのが特徴です。

フィルムなら厚み350マイクロメートル以上が防犯用の目安で、50マイクロメートル前後のものは飛散防止用です。

工事や貼り付けの手間はかかりますが、電源も通信も要りません。

気づかせるタイプ

センサーライト、窓の開閉に反応する警報アラーム、防犯砂利、そしてダミーカメラやステッカーもここです。

安価で導入しやすい一方、効果は環境に左右されます。

人通りの多い道に面した壁でセンサーライトが一晩に何十回も点灯していれば、近隣にとっても侵入者にとっても日常の風景になってしまいます。

記録を残すタイプ

防犯カメラとインターホンの録画機能です。

ここだけは選ぶ軸が一気に増えます。

屋外なら防水等級と動作温度、電源はコンセントか電池かソーラーか、通信はWi-FiかSIMか、録画はSDカードかクラウドか。

とくにWi-Fiは2.4GHz帯のみ対応の機種が多く、5GHz帯しか飛んでいない家では設定画面まで進めません。

場所別に見る防犯対策の選び分け

同じ製品でも、付ける場所で意味が変わります。

下の表は、家のどこを守りたいかを起点に整理したものです。

守る場所向いている対策向いている人・条件
掃き出し窓・ベランダ窓補助錠、防犯フィルム、開閉アラーム1階の広い窓があり、まず1か所だけ強化したい人
玄関ドア補助錠、サムターンカバー、録画付きインターホン錠が1つだけ、または築年数の古い錠を使っている家
駐車場・門周りセンサーライト、屋外カメラ、防犯砂利夜間に人の出入りを把握したい、電源が近くにある家
家の裏手・死角防犯砂利、センサーライト塀や物置で外から見えない通路がある家
賃貸の室内側粘着式の補助錠、置き型カメラ、窓アラームビス穴を開けられない人、退去時に戻す必要がある人

向かない組み合わせもはっきりしています。

屋内向けのカメラを軒下に付けると、雨と結露で数か月のうちに映らなくなります。

電池式カメラで常時録画をしようとしても、動体検知で必要なときだけ録る使い方が前提の設計なので途中で止まります。

防犯砂利は玄関前の人がよく歩く場所に敷くと、家族が毎日鳴らすことになって意味を失います。

タイプごとの製品差をもう少し細かく比べたい場合は、防犯グッズの選び方で用途別の判断基準を解説しています。

ビス打ちができない住まいなら、賃貸で使える防犯対策で原状回復できる設置方法を解説しています。

失敗しやすい防犯対策の選び方

いちばん多いのが、防犯フィルムと飛散防止フィルムの混同です。

売り場が同じで見た目も似ていますが、飛散防止フィルムは地震や台風で割れた破片が飛び散るのを抑えるためのもの。

厚みが7分の1ほどしかなく、割られる時間はほとんど変わりません。

パッケージに「防犯」または「CPマーク」の表記があるかを確認してください。

防犯ガラスと強化ガラスの取り違えも同じ構図です。

防犯ガラスは2枚のガラスの間に厚い中間膜を挟んで貫通に耐えるもの、強化ガラスは割れたときに粒状になって怪我を防ぐためのものです。

強化ガラスは打ち破り対策になりません。

CPマークについての誤解もよくあります。

マークが付いていれば侵入されないという意味ではなく、対象部位ごとに認定が分かれている点も見落としがちです。

ガラス・錠・シャッター・面格子でそれぞれ別の認定なので、窓ガラスだけCP対応にして錠は古いまま、という状態になりがちです。

ダミーカメラも扱いに注意が要ります。

配線がまったく無い、LEDが一定間隔で点滅し続けている、レンズ面が平らといった特徴で作り物と判断されることがあります。

使うなら本物と併用し、配線の見え方をそろえるほうが自然です。

選び方の細部は防犯ダミーカメラの選び方で解説しています。

防犯対策を買う前に確認する4点

ここを飛ばすと、届いてから返品するかどうかを考えることになります。

設置場所にコンセントがあるか

屋外コンセントは新築でも玄関脇に1つだけ、という家が珍しくありません。

無ければ電池式かソーラー式に絞られます。

ソーラー式は設置面に直射日光が当たるかを先に確かめてください。

北向きの壁や庇の下では充電が追いつかず、録画が止まることがあります。

Wi-Fiが2.4GHz帯で飛んでいるか

ルーターの設定画面かSSIDの末尾表記で分かります。

「-A」や「5G」しか無い場合は2.4GHz帯が停止している可能性があるので、有効にしてから購入するか、SIM内蔵の機種を選びます。

ネット環境そのものが無い実家などでは、SIM内蔵か録画機セットのタイプが要ります。

取り付け面にビスが打てるか

モルタルやタイル、金属サッシは下穴やアンカーが必要になります。

賃貸なら粘着式やクランプ式に限られるため、製品の対応する取り付け方法を先に見ておきます。

設置面の厚みに上限があるクランプも多く、サッシ枠の実寸をミリ単位で測っておくと確実です。

対応するSDカードの容量上限

128GBまでの機種に256GBのカードを入れても認識しません。

上限のほかに、記録容量が上限に達したとき古い映像から上書きするかどうかも仕様表で確認してください。

上書きしない設定だと、いちばん見たい日の映像が録れていないという事態が起きます。

買ったあとに続く手間と費用

電池式カメラは撮影頻度によって交換間隔が変わります。

人通りの多い場所に付けると検知回数が増え、想定より早く電池が切れます。

屋外の高い位置に付ける場合、交換のたびに脚立を出すことになるので、交換回数の少ないタイプを選んだほうが楽です。

クラウド録画は多くのメーカーで無料枠と有料プランに分かれています。

無料枠は保存期間が短いものが多く、旅行中の映像をあとから見返したい使い方には合いません。

月額を払い続けるか、SDカード運用にするかは購入時点で決めておきます。

SDカードは無料ですが、本体ごと持ち去られると映像も残りません。

レンズやセンサー面の汚れも見落としやすい点です。

屋外設置ではクモの巣や砂埃で夜間の赤外線が乱反射し、白くにじんだ映像になります。

数か月に1回は柔らかい布で拭くつもりでいてください。

よくある質問

防犯対策は何から始めればいいですか

1階の窓と玄関の施錠状態の確認からです。

無施錠での侵入が相当な割合を占めるため、まず在宅時も鍵をかける習慣が最初の対策になります。

そのうえで、いちばん人目につかない窓に補助錠を1つ足すのが手を付けやすい順序です。

防犯ステッカーやダミーカメラだけでも意味はありますか

まったく無意味とは言えませんが、それだけで足りるとは考えないでください。

見た目で作り物と判断されることがあり、判断されれば時間をかけさせる働きは残りません。

窓や玄関の対策と組み合わせるのが前提です。

賃貸でもできる防犯対策はありますか

あります。

粘着式やサッシに挟むタイプの補助錠、置き型のカメラ、窓の開閉アラームは工事が不要です。

ただし粘着面はサッシの汚れや古い塗装で剥がれやすくなるため、貼る前に脱脂しておいてください。

護身用のスプレーや警棒は持ち歩いてもいいですか

購入や自宅での保管は合法でも、正当な理由なく持ち歩くと軽犯罪法1条2号に触れる可能性があります。

外出時に携帯するなら防犯ブザーとライトにとどめてください。

判断に迷う場合は購入前に取扱店や警察に確認するのが確実です。

センサーライトは防犯カメラの代わりになりますか

役割が違うので代わりにはなりません。

センサーライトは気づかせる働き、カメラは記録を残す働きです。

人通りの少ない裏手にはライト、出入り口にはカメラという分け方が現実的です。

用途ごとの組み合わせ方は用途別の防犯対策比較で解説しています。

まとめ

防犯対策とは、侵入を不可能にする買い物ではなく、時間をかけさせる・気づかせる・記録を残すという3つの働きを、自宅の弱い場所に重ねていく作業です。

守る場所を先に決めてからタイプを選べば、フィルムの厚みを間違える、屋内用を軒下に付ける、といった失敗はほとんど避けられます。

そのうえで、コンセントの有無・Wi-Fiの周波数帯・取り付け面・SDカードの上限という4点は、注文する前に必ず手元で確かめてください。

ぜひ本記事の場所別の比較表と買う前の4点を参考に、まずは1階のいちばん人目につかない窓から手を付けてみてください。

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