無料の防犯アプリはどれ?機能とタイプ別の選び方を比較

App StoreやGoogle Playで防犯アプリを探すと、「無料」と付いたものが何十件も並びます。
この無料は3タイプに分かれます。
機能まで全部無料のもの、広告表示で運営費を回収しているもの、入れるのは無料でも主要な機能はアプリ内課金というもの。
ストアの製品ページにはアプリ内課金の有無が表示されるので、入れる前に見分けられます。
防犯アプリと呼ばれるものの中身も一様ではありません。
家族との位置共有、緊急時の通報支援、その場で警報音を鳴らすものに分かれ、要求される端末の権限も別です。
位置情報を「アプリの使用中のみ」で許可すると、位置共有は画面を閉じた時点で止まります。
本記事では、無料表記の3タイプ・機能別の選び分け・入れたのに動かない原因を解説します。

防犯GET編集部
防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。
※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。
無料の防犯アプリは3タイプ|広告表示とアプリ内課金の見分け方
無料と表示されていても、費用の出どころは3つに分かれます。
自治体や公共機関が住民向けに配信しているもの、広告表示で運営費をまかなっているもの、基本機能を無料にして追加機能を課金で売っているものです。
公共配信型は課金の心配がない代わりに、対応しているのはその地域だけ。
広告型は無料で全機能が使える一方、急いで開いた画面で広告が先に表示されることもあります。
課金型では、無料の範囲に上限が置かれています。
位置を共有できる人数、過去の位置履歴が残る期間、通知の回数といったところに制限がかかる作りが一般的です。
App Storeでは「App内課金があります」、Google Playでは「アプリ内課金」に相当する記載が製品ページに出るため、そこで判別してください。
無料お試し期間つきの月額プランは、期間終了後に自動更新される設定が初期状態になっていることがあります。
開始日と解約の手順を先に確認しておくと安全です。
防犯アプリの機能は位置共有・通報支援・警報音の3方向
ひとまとめに防犯アプリと呼ばれていますが、やっていることは別々です。
どれが自分に必要かは、守りたいのが外出中の自分なのか、離れて暮らす家族なのかで変わります。
| 機能タイプ | できること | 必要な設定 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 位置共有 | 家族同士で互いの現在地を見る | 位置情報を「常に許可」/相手も同じアプリを導入 | 子どもの通学、高齢の親の外出 |
| 通報支援・緊急連絡 | 登録した相手へ位置つきの連絡を送る | 位置情報、連絡先、通知の許可 | 夜道の帰宅、一人での移動 |
| 警報音 | 画面操作で端末から大音量を出す | 音量設定、画面ロックの解除 | 周囲に気づいてほしいとき |
| 地域情報の受信 | 不審者情報や注意報の通知を受ける | 通知の許可、地域の登録 | 通学路や周辺の状況把握 |
位置共有は相手も同じアプリを入れている前提
位置共有は片方だけ入れても成立しません。
家族全員が同じアプリを入れ、それぞれが共有を許可した状態で初めて地図上に表示されます。
家庭内でiPhoneとAndroidが混在しているなら、両方のOSに対応しているかを最初に見てください。
警報音アプリは物理の防犯ブザーの代わりにならない
スマートフォンから出せる音量には限度があり、ポケットから出してロックを解除し、アプリを開いてボタンを押すまでの手数もかかります。
音で人を呼ぶ用途なら、紐を引くだけで鳴る防犯ブザーを鞄の外側に付けておくほうが確実です。
アプリは連絡と位置の共有、ブザーは音、と役割を分けて持つのが現実的でしょう。
使う人の条件から無料の防犯アプリを絞る|家族と共有するか一人で持つか
選び分けの分岐は最初のひとつだけです。
家族と情報を共有したいのか、自分ひとりで持つのか。
家族と共有するなら位置共有型が候補になります。
見るべきは対応OSと、無料の範囲で何人まで共有できるかの2点。
自分ひとりで持つなら通報支援型です。
ただし警察への通報は110番が窓口で、アプリができるのは登録した家族や知人へ位置を添えて知らせるところまでと考えてください。
子どもの通学路の状況を知りたい場合は、自治体や地域の団体が配信している情報アプリのほうが目的に合います。
一人暮らしを始めたばかりで何から手を付けるか決まっていないなら、アプリより先に用意したい物があります。
一人暮らしの女性が最初に備える順番で解説しているので、優先順位の確認に使ってください。
制限の置き方はアプリごとに違う|広告型と課金型の収益の作り方
同じ「無料」でも、どこに上限を置くかは開発元の考え方で変わります。
位置履歴を短時間しか残さない代わりに人数無制限のもの、履歴は長く残るが共有相手を数人までに絞るもの、どちらもあります。
比べるときは機能名の一覧ではなく、無料の範囲に書かれた数字を見比べてください。
もう一方の対価にも目を向ける必要があります。
無料アプリの多くは位置情報や連絡先といったデータを扱っており、何を収集するかはGoogle Playの「データセーフティ」欄、App Storeの「Appのプライバシー」欄に記載されています。
家族の居場所を預ける相手を選ぶ作業でもあるので、ここは開く価値があります。
最終更新日も一緒に見ておくといいでしょう。
OSの更新で位置情報の権限の扱いは変わってきており、長く更新されていないアプリは正常に動かない場合があります。
権限と省電力の設定を放置すると無料の防犯アプリは動かない
位置情報の許可は3段階のどれを選んだかで結果が変わる
位置情報の権限には、今回だけ許可する、アプリを開いている間だけ許可する、常に許可する、というおおよそ3段階の選択肢があります。
表記はOSのバージョンで多少変わります。
ここで「アプリの使用中のみ」を選ぶと、画面を閉じた瞬間に位置の送信が止まり、家族の地図には古い場所が残り続けます。
位置共有を使うなら常時許可が前提です。
通知を切っている場合も、通報支援の着信が相手側に表示されません。
電池が切れれば位置共有も通報支援も止まる
位置情報を継続して取得する動作は電池を消耗させます。
省電力モードや電池の最適化がかかると、バックグラウンドでの動作が制限され、更新が止まることもあります。
防犯アプリを常時使う端末では、電池の最適化から除外する設定にしておいてください。
圏外や機内モードでも同じく送信は止まります。
アプリは端末の電源と通信が生きている範囲でしか働かない道具です。
入れる前に確認する4項目|ストアの製品ページと端末の設定
確認する場所は、ストアの製品ページと端末の設定画面の2か所だけです。
- アプリ内課金の表示と、無料お試し期間の長さおよび解約方法
- 対応OSバージョンと最終更新日
- 収集される情報の項目(データセーフティ/Appのプライバシー)
- 端末側の位置情報の許可段階、通知の許可、電池の最適化の除外
この4つを通せば、入れたのに動かないという失敗はほぼ避けられます。
アプリで手当てできるのは持ち歩く端末の周りまでなので、家そのものの対策は別に組み立ててください。
何をどのタイプから選ぶかは防犯グッズのタイプ別の違いと基準で解説しています。
よくある質問
無料の防犯アプリだけで空き巣対策になりますか
なりません。
位置共有や通報支援は人が持ち歩く端末に対する備えで、留守中の窓や玄関には届きません。
侵入に時間をかけさせる対策は別に必要です。
戸建てで手を付ける順番は家庭用防犯対策の3つの基準で解説しています。
家族のスマホに本人へ言わずに位置共有を入れてもいいですか
同意を取ってから入れてください。
相手に知らせずに位置を追う使い方は、家族の間でもトラブルの原因になり、内容によっては法律に触れる可能性があります。
子どもの端末に設定する場合も、何が見える状態になるのかを説明しておくほうが長く使えます。
車やバイクの盗難もアプリで追えますか
位置共有アプリが追っているのは、人が持っている端末です。
車両側に何も載せていなければ、車体の位置は分かりません。
車両を対象にするなら、車体側に発信機やカメラを取り付けてください。
選ぶ基準は車・バイク用防犯カメラの選び方で解説しています。
まとめ
無料の防犯アプリを選ぶとき、最初に見るのは機能の数ではなく、無料の範囲がどこまでかという表示です。
位置共有か通報支援か情報配信かで必要な権限が変わり、権限と省電力の設定を詰めておかないと、入れただけで動かない状態になります。
ぜひ本記事の機能別の比較表と確認4項目を参考に、家族の端末構成に合うものを選んでください。

