SHARE:

防犯グッズの選び方|タイプ別の違いと失敗しない基準

防犯グッズの選び方|タイプ別の違いと失敗しない基準

ホームセンターの防犯コーナーに立つと、カメラ、砂利、センサーライト、窓用の補助錠、フィルム、ステッカーが一列に並んでいます。

値段の幅も大きく、どれから買えばいいのか分かりにくい売り場です。

防犯グッズは大きく3つの働きに分かれていて、侵入に時間をかけさせるもの、人の目に付きやすくするもの、記録を残すものがあります。

窓ガラスの打ち破りに時間をかけさせる防犯フィルムは厚み350マイクロメートル以上が目安で、同じ棚にある飛散防止フィルムの50マイクロメートル前後とは役割が違います。

本記事では、防犯グッズのタイプ別の違い・設置場所と電源から絞る手順・賃貸で選ぶときの制約を解説します。

防犯GET

防犯GET編集部

防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。

※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。

防犯グッズとは何を指すのか|「防犯用品」「見守り家電」との線引き

防犯グッズという言葉は、住宅への侵入を防ぐ目的で作られた製品の総称として使われています。

窓や玄関に取り付ける錠やフィルム、敷地に置く砂利やライト、カメラやステッカーまでが同じ枠に入ります。

売り場の表示は「防犯用品」のこともありますが、指しているものはほぼ同じです。

混ざりやすいのが見守りカメラです。

室内でペットや高齢の家族の様子を確認する製品で、屋外の抑止をねらった防犯カメラとは求められる性能が違います。

見守り用は防水に対応していないものが多く、軒下に付けると雨と結露で映らなくなります。

逆に屋外用の広角カメラを室内の見守りに使うと、人が小さく写って表情までは分かりません。

もうひとつ、護身具(スタンガン・催涙スプレー・特殊警棒)も防犯グッズとして売られていますが、住宅の対策とは別の話です。

自宅での所持は合法でも、正当な理由なく持ち歩くと軽犯罪法1条2号に触れる可能性があります。

本記事で扱うのは、自宅に設置して使う製品に限ります。

防犯グッズの違いは「時間・視認・記録」のどこをねらうかで決まる

製品ごとの違いを性能表で追うより先に、その製品が何をねらった作りなのかを分けたほうが早く絞れます。

分け方は3つです。

侵入までの時間を延ばすタイプ

窓用の補助錠、防犯フィルム、面格子、CPマーク付きの錠やガラスがここに入ります。

CPマークは官民合同会議が定めた試験で侵入に5分以上耐えた建物部品に付く表記で、ガラス・錠前・シャッター・面格子と部位ごとに認定が分かれています。

マークが付いていれば侵入されないという意味ではなく、時間がかかる状態を作って途中であきらめさせることをねらった作りです。

気づかれやすくするタイプ

防犯砂利、センサーライト、防犯灯、警報ブザー、ステッカーがこちらです。

音や光で近隣の視線を集めることが目的で、製品そのものが物理的に侵入を止めるわけではありません。

人通りの多い道路沿いだと、センサーライトが通行人に反応して点灯し続け、周囲にとって日常の風景になってしまうことがあります。

設置場所とセットで考える製品です。

記録を残すタイプ

防犯カメラとドアホンの録画機能が該当します。

抑止だけを求めるならダミーカメラという選択肢もありますが、映像を残したい場面があるなら最初から録画できる機種を選んでください。

防犯グッズのタイプ別比較|工事の要否と手間で並べる

同じ「侵入対策」でも、取り付けに必要な作業量はまったく違います。

設置の手間と、置いたあとに続く手入れをまとめました。

タイプ主な設置場所工事の要否続く手間向いている人
窓用補助錠サッシのレール・框不要(両面テープや締め付け式が多い)ほぼなし賃貸で穴を開けられない人
防犯フィルムガラス面(内側)不要だが貼る技術が要る数年で貼り替え掃き出し窓の打ち破りを気にする人
防犯砂利建物の周囲・窓の下不要(敷くだけ)落ち葉の除去、補充敷地に人が入れる隙間がある家
センサーライト・防犯灯玄関・勝手口・駐車場電池式は不要、直結式は要工事電池交換、レンズの清掃暗い出入口がある家
防犯カメラ玄関・駐車場・室内電源とネット環境の確認が要るSD交換、レンズ清掃、月額の管理記録を残したい人
ステッカー・ダミー門扉・窓・外壁不要色あせの確認費用を抑えて見せかけたい人

この表で最初に見てほしいのは工事の列です。

持ち家で電源工事ができるなら選択肢はほぼ全部残りますが、賃貸だと壁に穴を開けられない前提で候補が絞られます。

ステッカーとダミーの効果については、防犯カメラステッカーの効果とデメリットで、見破られる条件まで解説しています。

防犯グッズの短所と、向かない場面

どの製品も単体では完結しません。

防犯砂利は歩けば音が出ますが、コンクリートの通路や飛び石の上を歩かれれば意味がなくなります。

窓の下だけ敷いて玄関を素通りできる配置なら、迂回されるだけです。

砂利は窓や玄関の対策と組み合わせるのが前提の製品と考えてください。

防犯フィルムでよくある失敗が、ガラス全面ではなく錠の周りだけに小さく貼るケースです。

厚みが足りない飛散防止フィルムを選んでしまうと、破片は散らないのに割られるまでの時間はほとんど変わりません。

厚みの表記と貼る範囲を、買う前に確認してください。

カメラは電源とネットの条件を外すと止まります。

電池式は動体検知で必要なときだけ録る使い方が前提で、常時録画には向きません。

ソーラー式も設置面に日が当たらなければ充電が追いつかず、映像が途切れます。

Wi-Fiは2.4GHzのみ対応の機種が多いので、5GHzしか設定していない家では接続できません。

防犯グッズの選び方は設置場所から|屋外か室内かで候補が変わる

まず設置場所を決めてください。

屋外なら防水等級と動作温度の表記が必要で、室内向けの製品を軒下に付けると数か月で使えなくなります。

屋外用カメラの選び分けは屋外用の防犯カメラダミーと防水性能の目安で、等級の読み方まで解説しています。

電源をどう取るか

屋外にコンセントがあるかどうかで、次の候補が決まります。

電源が取れるなら常時録画も照明の常時点灯も選べます。

取れない場所では電池式かソーラー式になり、電池交換の作業が定期的に発生します。

屋外の高い位置に付けると、交換のたびに脚立を出すことになるので、交換の回数は少ないほうが楽です。

録画をどこに残すか

SDカードは追加費用がかかりませんが、本体ごと持ち去られると映像も残りません。

クラウド保存は月額がかかる代わり、持ち去りに強いという違いがあります。

玄関先のように手が届く高さに付けるなら、クラウドかクラウドとSDの併用を検討してください。

玄関周りの機種選びは防犯玄関カメラのタイプ別の違いで、ドアホン一体型との比較まで解説しています。

夜間に何を写したいか

赤外線の暗視は白黒になるため、服や車の色は残りません。

色まで記録したいならライト付きか、カラー暗視に対応した機種が必要です。

照明側から考えるなら防犯灯の設置タイプと明るさの目安で、ルーメンの読み方を解説しています。

賃貸で防犯グッズを選ぶときの制約

賃貸で最初に確認するのは、壁やサッシに穴を開けられるかどうかです。

開けられない前提なら、両面テープで固定する補助錠、レールに挟むタイプのストッパー、置くだけの防犯砂利、突っ張り棒で立てるポール型のカメラ台が候補になります。

原状回復が必要な物件では、外したときにテープ跡が残るかどうかも見てください。

共用部分の扱いも管理会社に確認が必要です。

外廊下、玄関ドアの外側、ベランダの手すりは共用部分とされていることが多く、勝手にカメラを固定できない場合があります。

ベランダに置くタイプでも、避難通路をふさぐ設置は認められません。

集合住宅では、カメラの画角に隣の玄関や窓が入らないかも確かめてください。

広角ほど広く写る反面、隣家の生活が映り込みます。

設置後にアプリで映像を確認して、必要なら向きを下げるかマスク設定を使ってください。

置いたあとに続く手間|電池交換とレンズの汚れ

防犯グッズは買って付けた時点で終わりません。

センサーライトとカメラは、レンズや検知部にほこりとクモの巣が付くと反応が鈍くなります。

半年に一度、乾いた布で拭くだけでも状態が変わります。

電池式の製品は、残量が減ると検知の反応が遅れたり、点灯時間が短くなったりします。

ダミーカメラのLEDが点滅を止めると、電池が切れた本物か作り物のどちらかに見えてしまうので、点滅の有無を月に一度は目視で確認してください。

SDカードにも寿命があり、上書きを繰り返すと数年で書き込みエラーが出ます。

いざ映像を見ようとしたときに読めない、という事態を避けるには、年に一度は再生できるか試すのが確実です。

屋外の砂利は落ち葉や土がたまると音が小さくなります。

ときどきかき混ぜて、減った分を補充してください。

車やバイクの盗難対策も同じで、機器の状態確認が前提になります。

車両側の基準は車・バイク用防犯カメラで見る基準で解説しています。

よくある質問

防犯グッズは何から買えばいいですか

侵入経路になりやすい場所から手を付けてください。

一戸建てなら1階の窓と勝手口、集合住宅なら玄関とベランダ側の窓です。

予算が限られている場合、窓の補助錠のように単価が低くて工事が要らないものから始めると、無駄になりにくいでしょう。

防犯砂利だけで空き巣を防げますか

防げません。

音で気づかれやすくする製品なので、窓や玄関の対策と組み合わせるのが前提です。

近所に人がいない時間帯や、雨で音が消える状況では働きが弱まります。

強化ガラスなら防犯対策になりますか

なりません。

強化ガラスは割れたときに粒状になる安全のためのガラスで、打ち破りに耐えることを目的としていません。

貫通に時間をかけさせたいなら、中間膜が入った防犯ガラスか、厚みのある防犯フィルムを選んでください。

ダミーカメラでも効果はありますか

環境によって変わります。

配線がまったく無い、LEDが一定間隔で点滅し続ける、レンズが平面といった特徴で見破られることがあります。

設置の高さや配線の処理次第で見え方が違うので、抑止だけを求める場合の選択肢と考えてください。

CPマークが付いていれば安心ですか

CPマークは侵入に5分以上耐えた試験結果を示す表記で、侵入されないという保証ではありません。

認定は部位ごとに分かれているため、窓ガラスだけCPマーク付きにして錠が手薄なままだと、弱い側から狙われます。

まとめ

防犯グッズは、侵入に時間をかけさせるもの、気づかれやすくするもの、記録を残すものに分かれていて、どれも単体では完結しません。

選ぶ手順は、設置場所が屋外か室内かを決め、電源が取れるかを確認し、記録が必要なら保存先を選ぶという順番です。

賃貸なら、穴を開けられるかと共用部分の扱いを管理会社に確認してから買うほうが失敗しません。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と設置場所からの絞り込み手順を参考に、自宅の弱い場所から順に手を付けてください。

あなたへのおすすめ