防犯カメラがつながらない原因と対処法|確認する順番

壁に取り付けてアプリを開いたら、画面の上半分が空だった。
防犯カメラの設置でいちばん多いのが、この高さと向きの失敗です。
屋外の壁なら地上2.5〜3mが目安で、これより低いと手が届いて向きを変えられ、高すぎると顔が上から潰れて誰なのか判別しにくくなります。
設定側でつまずく場所も決まっていて、家庭用のWi-Fiモデルは2.4GHz帯にしか対応していない機種が多く、5GHzだけを飛ばしているルーターでは接続の途中で止まります。
どちらも、穴をあける前とアプリを開く前に確認できることです。
本記事では、仮止めから固定までの手順・取り付け面ごとに変わる固定方法・設置後の点検の間隔を解説します。

防犯GET編集部
防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。
※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。
防犯カメラは高さと向きを仮止めで決めてから固定する
最初にネジを打ちたくなりますが、順番を逆にすると穴の位置をやり直すことになります。
壁にあけた穴は埋め戻しても跡が残り、屋外なら雨水の入口にもなります。
取り付け位置を仮止めで確認する
養生テープや粘着フックでブラケットを仮固定し、その状態でスマートフォンのアプリから映像を見ます。
カメラを持った手の高さでも構いません。
画面の中で、通したい範囲(門扉から玄関までなど)が入っているかを見るためです。
高さは2.5〜3m、俯角は浅めにする
屋外は手の届かない高さが基本ですが、真下を向けると頭頂部だけが写ります。
人が近づいてくる方向に向けて、見下ろす角度を浅くとると、顔と服装が残りやすくなります。
配線経路を決めてから穴をあける
ケーブルを引き回す向き、屋内へ通す穴の位置、コンセントまでの距離を先に決めてください。
固定してから配線が足りないと気づくと、取り付け直しになります。
屋外の貫通穴は上向きに角度をつけず、外側をコーキング材でふさぎます。
設置位置を間違えると夜と逆光で人が判別できなくなる
昼間の映像が問題なく見えていても、時間帯によって使えない映像になることがあります。
西向きの壁に道路側を向けて付けると、夕方の逆光で人物が黒く沈みます。
逆に朝日が正面に入る東向きも同じです。
カメラの背中側から光が当たる向きを選ぶと、この現象は起きにくくなります。
夜間はもうひとつ落とし穴があります。
赤外線ライト付きの機種を窓ガラスの内側から外へ向けると、赤外線がガラスに反射して画面全体が白くかすみます。
室内から屋外を撮るなら、暗視をオフにして外の照明を使うか、屋外用の機種を外側に付けるかのどちらかです。
庇(ひさし)のない面も避けたい場所です。
防水等級がIP65やIP66であっても、レンズ面に直接雨が当たれば水滴と汚れで像がぼやけます。
軒下に寄せるだけで清掃の回数が減ります。
向きを決めるときは、隣家の窓や庭が画角に入らないかも確認してください。
写る範囲の考え方は隣家が写るときの注意点で解説しています。
防犯カメラの設定でつまずくのはWi-Fiとメモリーカード
Wi-Fiは2.4GHz帯に接続する
家庭用の多くは2.4GHz帯のみ対応です。
ルーターが2.4GHzと5GHzを同じ名前(SSID)で運用している場合、スマートフォンが5GHzに繋がっていると設定が進みません。
ルーターの設定画面で帯域ごとにSSIDを分け、2.4GHz側を選んでから登録してください。
メモリーカードは対応容量と形式を確認する
microSDカードは、機種ごとに使える上限容量と対応形式(FAT32やexFAT)が決まっています。
上限を超えたカードを差すと認識しません。
カードはカメラ本体の設定メニューからフォーマットするのが確実です。
パソコンで初期化した形式が合わないこともあります。
動体検知の感度は下げてから上げる
初期設定のまま道路に向けると、通行人と車で通知が鳴り続けます。
感度を下げ、検知範囲を敷地内だけに絞り、それでも見落としがあるなら少しずつ上げていく方向が現実的です。
通知が多すぎる状態は、結果として通知を見なくなります。
用意する道具と、代用が利くもの
必ず用意したいのは4つです。
脚立、下地探し(壁の内側の柱を探す道具)、電動ドライバー、屋外なら防水用のコーキング材です。
脚立は高さのあるものを使い、無理な体勢での作業は避けてください。
代用できるものもあります。
木部への短いネジなら手回しのドライバーで足りますし、下地探しは針式の安価なもので用は足ります。
マスキングテープは仮止めと穴位置の印付けに使えて、鉛筆で直接壁に書かずに済みます。
反対に代用できないのがコンクリートとモルタルへの穴あけです。
振動ドリルまたはハンマードリルと、コンクリート用のドリルビットが要ります。
木工用のビットでは穴があきません。
手持ちの工具でどうにもならない面なら、無理をせず取り付け工事を扱う業者に問い合わせて見積もりを取ってください。
防犯カメラの固定方法は取り付け面で変わる
木部(木造の柱・木の下見板)
下地探しで柱や間柱の位置を確認し、その位置にネジを打ちます。
板だけの部分に打つと、カメラの重みで少しずつ緩んで向きが下がります。
コンクリート・モルタル
振動ドリルで下穴をあけ、プラスチックプラグまたは金属アンカーを入れてからネジで留めます。
下穴の直径はプラグの表示に合わせてください。
穴が大きいとプラグが回って効きません。
サイディング
外壁材の裏側は空洞になっていることが多く、外壁材だけを掴んだ固定は避けます。
裏の胴縁(どうぶち)や柱の位置に合わせて打ち、あけた穴の周囲はコーキング材で処理します。
防水層に穴をあける作業なので、雨仕舞いに不安があれば施工業者に相談するのが安全です。
賃貸で穴をあけられない場合
ベランダの手すりや雨どいに固定するバンド式のブラケット、置き型のスタンド、突っ張りポールを使う方法があります。
固定力は壁付けより落ちるため、風で向きが変わっていないかを定期的に確認してください。
退去時の原状回復の範囲は、契約書と管理会社への確認が先です。
防犯カメラの点検はレンズと録画の再生を月1回
設置した直後は映っていても、屋外のカメラは放っておくと写らなくなります。
いちばん多いのがレンズ面のクモの巣と埃です。
赤外線ライトの光がクモの巣に反射し、夜間の映像が真っ白になります。
柔らかい布で乾拭きし、汚れがひどければ水で湿らせた布を使い、レンズを強くこすらないでください。
もうひとつ確認したいのが、録画が実際に残っているかです。
カードが寿命を迎えると、画面上は録画中でも再生できないことがあります。
月に1回、数日前の映像を再生してみるだけで気づけます。
カードは消耗品なので、1〜2年での交換を前提にしておくと安心です。
電池式やソーラー式は、残量表示と充電状況もあわせて見ます。
冬は気温が下がると電池の持ちが短くなり、動作温度の下限を下回ると起動しない機種もあります。
時刻表示がずれていると、いつの映像なのかが分からなくなるため、日時設定も同時に確認してください。
カメラ1台で敷地全体を見るのは無理があります。
暗い通路には防犯灯の設置タイプと明るさの目安、建物の裏側のような死角には粒の大きさで選ぶ防犯砂利で解説している方法を組み合わせると、カメラが写せない範囲を補えます。
よくある質問
防犯カメラの設置に工事は必要ですか
屋外の壁に固定する場合は穴あけが伴います。
コンセントが近くにあるWi-Fiモデルなら、ネジ留めだけで設置できる機種もあります。
壁の中に配線を通す、PoE(LANケーブルで給電する方式)で録画機まで引く、といった構成になると電気工事の範囲になります。
コンセントが近くにないときはどうすればいいですか
屋外用の延長コードで届く範囲なら延長する方法もありますが、防水仕様のものを使い、接続部を雨がかからない位置に収めてください。
届かない場所は電池式かソーラー式が候補になります。
ソーラー式はパネル面に日が当たる向きを確保しないと、充電が追いつかず録画が止まります。
ダミーカメラでも代わりになりますか
見た目で警戒させる効果は期待できますが、映像は残りません。
配線がない、ランプが規則的に点滅し続けるといった特徴から作り物と判断されることもあります。
映像を確認したい場所と、存在を見せたい場所を分けて考えてください。
防犯用品全体の使い分けはタイプ別の違いと失敗しない基準で解説しています。
1台だけならどこに付けるのがいいですか
侵入の入口になりやすい場所を1か所選ぶなら、玄関か、道路から見えにくい掃き出し窓の前です。
人が必ず通る動線で、かつカメラの背中側から光が当たる向きを取れる面を優先してください。
まとめ
防犯カメラの設置でやり直しになるのは、仮止めをせずに穴をあけたときと、逆光や赤外線の反射を考えずに向きを決めたときです。
取り付け面が木部・コンクリート・サイディングのどれかで必要な工具も変わるので、下地の位置を確かめてから道具を用意してください。
設置後は、レンズの汚れと録画の再生を月1回見るだけで、写っていない状態に長く気づかないという失敗を避けられます。
ぜひ本記事の仮止めから固定までの手順と取り付け面別の固定方法を参考に、自宅の壁に合わせた設置を進めてください。





