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防犯カメラ侵害事例とプライバシー|隣家が写るときの注意点と対処

防犯カメラ侵害事例とプライバシー|隣家が写るときの注意点と対処

隣家の軒下に付いたカメラが、こちらのベランダをまっすぐ向いている。

あるいは自宅の防犯カメラの録画を見返して、隣の玄関先まではっきり写っていることに気づく。

防犯カメラのプライバシー侵害というトラブルは、写されている側と設置した側のどちらの立場からでも始まります。

原因は画角の向きだけではありません。

録画した映像をどこに保存して誰に見せているか、アプリのパスワードを初期設定のままにしていないか。

この3か所のうちどこでつまずいているかで、やるべきことが変わります。

個人情報保護法では家庭での私的な利用は事業者としての義務の対象外とされていますが、民事上のプライバシー侵害の責任はそれとは別に問われます。

本記事では、侵害が起きる原因の切り分け・立場別の対処・次に防犯カメラを選ぶときの条件を解説します。

防犯GET

防犯GET編集部

防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。

※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。

防犯カメラのプライバシー侵害が起きる原因は画角・データ管理・乗っ取りの3タイプ

同じ「プライバシーを侵害している(されている)」という状態でも、起きている場所が違います。

多い順に3つあります。

隣家や公道が画角に入っている

いちばん多い原因です。

広角タイプは1台で門扉から駐車場まで写せるかわりに、隣家の窓や玄関、道路を歩く人まで画角に入りやすくなります。

壁の高い位置に付けて見下ろす向きにすると、写る範囲はさらに広がります。

隣家の室内や庭を常時録画している状態は、受忍限度(社会的にがまんすべき範囲として認められる限度)を超えると判断される余地があります。

映像データの保管と共有が緩い

画角が自宅の敷地に収まっていても、映像の扱いで問題になることがあります。

近所の人に見せる、SNSに上げる、クラウドの共有リンクを渡す。

顔が判別できる映像は個人情報にあたるため、家庭内での私的な利用の枠を出た時点で扱いが変わります。

カメラやアカウントが第三者に乗っ取られる

件数は少ないものの、影響がいちばん大きいのがこれです。

初期パスワードのまま使っている、家族以外と同じIDを共有している、ファームウェアを一度も更新していない、といった状態が重なると外部からアクセスされる危険が高まります。

室内カメラの場合、生活そのものが流出します。

自分のケースがどれかを確かめる|映像の四隅とログイン履歴を見る

切り分けは5分で終わります。

まずアプリでライブ映像を開き、画面の中央ではなく四隅に何が写っているかを見てください。

次にアプリの設定画面から、接続している端末とログイン履歴を開きます。

確認したこと当てはまるなら原因
映像の四隅に隣家の窓・玄関・洗濯物、または歩行者の顔が写っている画角と設置位置
家族以外に映像を見せた、SNSに投稿した、共有リンクを渡した映像データの管理
接続端末に見覚えのない機器がある、パスワードが初期設定のまま、首振りカメラが勝手に動くアカウントの乗っ取り

3つが同時に当てはまることもあります。

その場合は乗っ取りへの対処を先に行ってください。

パスワードを変えないまま画角だけ直しても、外から見られている状態は残ります。

なお、アプリでカメラそのものが見えないときは切り分けが別になるので、防犯カメラがつながらないときの確認順で解説しています。

原因別の対処|防犯カメラの角度、映像データ、アカウントの3方向から直す

画角が広すぎるときは、角度と機能の両方で削る

最初にやるのはレンズを下に向けることです。

自宅の敷地が画面の中心に来る角度まで下げると、隣家や道路の写り込みはかなり減ります。

それでも入ってしまう部分は、プライバシーマスク(画角の一部を黒く塗りつぶして録画しない機能)で消してください。

機種によって設定できる範囲の数が違います。

玄関先を写す位置では公道の一部が入るのを完全には避けられないので、範囲を最小にしたうえで「防犯カメラ作動中」の表示を出しておくと、近隣とのいざこざを減らせます。

高い位置の角度調整で無理な体勢になるなら、脚立にひとりで上がらず取り付け業者に依頼してください。

映像データは持ち出さない前提で運用する

録画は自分と同居家族が見るところまでにとどめてください。

被害の届け出で警察に提出するのは別ですが、回覧やSNSへの投稿は避けます。

クラウド保存を使っているなら共有設定を開き、使っていない共有先を解除します。

SDカードだけで運用している場合は、カメラ本体を持ち去られると映像も一緒に消える点に注意してください。

乗っ取りが疑われるときの手順

アプリのパスワードを推測されにくいものに変え、二段階認証があれば有効にします。

次に全端末からログアウトし、ファームウェアを最新にしてください。

それでも見覚えのない接続が続くなら、カメラを初期化してから再登録します。

Wi-Fiルーターの管理パスワードが初期値のままなら、そこも一緒に変えてください。

改善しない、または初期化のたびに同じ症状が出る機種は、サポートの終わった古い製品である可能性があります。

隣家の防犯カメラに写されている側の対処と相談先

写されている側は、まず事実を確かめるところから始めてください。

レンズの向きは外から見ても分かりにくく、ダミーカメラや実際には録画していない機種のこともあります。

自分の敷地のどこから、カメラのどの部分が見えるかを日付入りで写真に残しておくと、あとの話し合いで役に立ちます。

そのうえで、相手に直接伝えるのが最短です。

撤去を求めるのではなく「うちの浴室の窓が正面に入っているようなので、角度を下げてもらえませんか」と、写ってほしくない場所を具体的に言うほうが通りやすくなります。

集合住宅や賃貸なら管理会社、戸建てなら自治会を間に入れる方法もあります。

話し合いで折り合わないときの相談先は3つあります。

緊急でない相談は警察相談専用電話の#9110、人権侵害としての相談は法務局の人権相談窓口、撤去や損害賠償まで検討するなら弁護士です。

どこに相談しても最初に聞かれるのは「何が、どのくらいの範囲で、どの期間写っているか」なので、写真と日時のメモをそろえてから連絡してください。

カメラそのものへの対処と並行して、目隠しフェンスやカーテンで写る面積を減らす自衛も併せて考えます。

次に防犯カメラを買うときは、プライバシー配慮の機能から絞る

買い替えや増設のタイミングなら、先に画角を見てください。

広ければ広いほど良いわけではなく、玄関や駐車場のような限られた範囲を写すなら、画角が狭めで角度調整の自由度が高い機種のほうが近隣トラブルになりにくくなります。

プライバシーマスクに対応しているかどうかは、製品ページの仕様欄で確認できます。

録画先とアカウント管理も選ぶ条件に入ります。

二段階認証に対応しているか、ファームウェアの更新が続いているメーカーか。

この2点は、乗っ取りへの備えとしてカメラ本体の画質より優先してよい項目です。

もうひとつ、撮影を伴わない対策と組み合わせる手もあります。

人が通ったときだけ点灯させたいなら防犯灯の設置タイプと明るさの目安、足音で気づかせたいなら防犯砂利の粒の大きさと音の比較で解説しています。

カメラの台数を増やす前に、玄関や窓まわりの手薄なところを埋めるほうが費用も手間も小さく済むことがあるので、防犯グッズのタイプ別の違いと選ぶ基準も併せて確認してください。

やっても効果が薄い対処|レンズを塞ぐ、張り紙だけ

よく紹介されるものの、状況が変わらない手当てがあります。

まず、隣家のカメラのレンズにテープを貼る、袋をかぶせる、向きを勝手に変えるといった行為です。

他人の設備であり、壊せば器物損壊に問われるおそれがあります。

話し合いの余地も失うため、触らないでください。

「撮影禁止」と書いた紙を掲示するだけでも、相手のカメラの向きは変わりません。

掲示が意味を持つのは、自分が設置している側が近隣に知らせる場合です。

設置側の対処にも、効きにくいものがあります。

カメラをもっと高い位置へ移すのは、見下ろす角度が付いて写る範囲が広がるため逆効果になりがちです。

編集ソフトで映像にモザイクをかけるのも、保存された元データは無加工のまま残ります。

Wi-Fiを切ってしまう方法は、乗っ取りの不安は減る一方で肝心の録画も残らないため、パスワードとファームウェアの手当てを先に済ませてください。

よくある質問

自宅の防犯カメラに道路が写っていると違法になりますか

道路が入るだけで直ちに違法とされるわけではありません。

玄関先を写す位置では公道の一部が入るのを避けにくく、実際にも画角を最小にして表示を出す形で運用されています。

ただし通行人の顔が常時大きく写る向きや、向かいの家の室内が入る向きは、受忍限度を超えると判断される余地があります。

角度を下げて自宅の敷地が中心になるよう調整してください。

隣の家のカメラの向きを自分で変えてもいいですか

変えないでください。

他人の所有物で、壊した場合は器物損壊に問われるおそれがあります。

写っている範囲を写真とメモで記録し、本人に伝えるか、管理会社や自治会を通して依頼してください。

録画した映像を近所の人に見せるのは問題ありますか

顔が判別できる映像は個人情報にあたるため、回覧やSNSへの投稿は避けてください。

被害の届け出として警察に提出するのは別の扱いになります。

共有が必要な場面かどうか迷うなら、提出先を警察か管理会社に限るのが安全です。

まとめ

防犯カメラのプライバシー問題は、画角・映像データの扱い・アカウントの3か所のどこで起きているかを分けると、やることが決まります。

写されている側は、記録を残してから具体的な範囲を伝えるのが先で、相手の設備には触らないでください。

設置している側は、レンズを下げてプライバシーマスクで削り、パスワードとファームウェアを直すところまでを一度に済ませておくと再発しにくくなります。

ぜひ本記事の切り分け表と原因別の対処を参考に、自分がどのタイプに当てはまるかを確かめてから手を付けてください。

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