防犯カメラの画質と夜間性能|暗い場所で見える基準

売り場に並ぶ「モニター付き」の箱には、7インチや10インチの液晶とカメラが一緒に写っています。
ただ、同じ言葉でも中身は分かれます。
専用モニターとカメラが直接無線でつながるセットと、ハードディスクを内蔵した録画機にモニターを組み合わせたセットでは、必要な回線も増設できる台数も違います。
もう一つ見落としやすいのが、モニターの表示解像度です。
7インチのモデルには1024×600の液晶を使ったものがあり、カメラ側が1080pや4Kでも、画面に出る映像はその画素数まで落ちて表示されます。
本記事では、モニター付き防犯カメラの表記の意味・タイプ別の選び分け・買ってから気づきやすい失敗を解説します。

防犯GET編集部
防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。
※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。
「モニター付き防犯カメラ」が指すもの|カメラと表示装置が同じ箱に入った製品
モニター付き防犯カメラは、映像を映す液晶画面がセットになった製品を指します。
スマートフォンのアプリで見るタイプと対比される呼び方で、専用の画面が付いているぶん、家のインターネット回線やアプリの設定に頼らずに映像を確認できます。
この「モニター」は、カメラの映像を受け取る受信機の役割も兼ねているものが大半です。
カメラから飛んできた電波を受け、画面に映し、同時に内部の記録装置へ保存します。
つまりモニター側が本体で、カメラは映像を送る端末という構成になります。
そのため製品ページの仕様表には、カメラ側の数値とモニター側の数値が別々に並びます。
「300万画素」と書かれていてもそれはカメラの画素数で、モニターの表示解像度は別の行に書かれています。
ここを1つの数字だと思って読むと、届いてから画面の粗さに驚くことになります。
カメラの選び方全体の考え方は防犯カメラの選び方で解説しています。
モニター付き防犯カメラの3タイプ|無線モニター・録画機セット・テレビドアホン
売り場の表記は各社バラバラですが、構成としては次の3タイプに落ち着きます。
| 表記の例 | 中身 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ワイヤレスモニターセット | 専用モニターとカメラ1〜4台が無線で直接つながる。ネット回線がなくても映る | 実家や物置など、Wi-Fiが届かない場所に付けたい人 |
| 録画機セット・NVRセット | ハードディスク内蔵の録画機にカメラを接続。モニターは一体型か、手持ちのテレビに映す別置き型 | 玄関・駐車場・裏手など、4台以上を1画面でまとめたい人 |
| モニター付きインターホン(テレビドアホン) | 玄関子機の映像を室内モニターに映す。機種によって増設カメラに対応 | 来客対応が主目的で、玄関周りだけを見たい人 |
迷いやすいのは1つ目と2つ目です。
無線モニターセットはコンセントさえあれば動きますが、対応台数が4台程度で止まる機種が多く、あとから増やしにくいです。
録画機セットは有線の配線が必要になる代わりに、台数と保存日数の余裕が段違いです。
配線を通せるかどうかで先に絞ると早く決まります。
工事なしで済ませたい場合の条件は工事不要の防犯カメラの選び方で解説しています。
モニター側の表記の読み方|インチと表示解像度は別の数字
インチは画面の対角の長さ
7インチや10インチという数字は、液晶の対角線の長さです。
縦横の寸法ではないので、置き場所を測るときは仕様表の外寸を見てください。
据え置きなら10インチ前後が見やすく、壁掛けや棚の上に収めたいなら7インチが収まりやすいサイズです。
表示解像度が画面の粗さを決める
モニターの解像度は1024×600、1280×800、1920×1080あたりが家庭用の主流です。
カメラが4K(3840×2160)でも、1024×600のモニターでは細部までは表示されません。
ただし記録は本来の解像度で残るので、あとからパソコンで再生すれば元の細かさで確認できます。
画面上で顔まで見分けたいなら、モニター側が1920×1080の機種を選んでください。
分割表示は1台あたりの面積が減る
4分割表示に対応した機種は、4台の映像を同時に映せます。
当然ではありますが、10インチの画面を4つに割れば1台あたりは5インチ相当です。
台数が多い家では、分割で常時眺めるのではなく、動きを検知したカメラに自動で切り替わる機能があるかを確認したほうが実用的です。
防犯カメラ本体側の画素数と防水の表記|200万画素・1080p・IP65の関係
カメラ側の画質は、画素数と解像度という2つの言い方で書かれます。
200万画素は1920×1080(1080p、フルHD)、300万画素は2304×1296前後、500万画素は2560×1920前後、800万画素が3840×2160(4K)です。
「2K」という表記は300万画素前後を指して使われることが多く、明確な規格ではありません。
数字の見比べは画素数か縦横のピクセル数に揃えてください。
屋外に出すカメラで欠かせないのがIP表記です。
IP65やIP66の2桁目が防水の等級で、IP65は噴流水、IP66はより強い噴流水に耐える水準です。
IK表記は落下や打撃に対する耐衝撃の等級で、防水とは別の指標です。
屋内向けと書かれたカメラを軒下に付けると、雨がかからない位置でも結露で内部が曇り、数か月で映らなくなることがあります。
夜間の写り方も表記から読めます。
赤外線LEDによる暗視は白黒映像になるため、服や車の色は残りません。
色を残したいならスポットライト付きか、カラーナイトビジョン対応と書かれた機種が必要です。
屋外設置での防水等級の目安は屋外用防犯カメラの選び方で解説しています。
モニター付き防犯カメラの決め方|回線の有無と台数から絞る
まず、設置場所に家のWi-Fiが届くかを確認してください。
届かない場所なら、カメラとモニターが直接つながる無線モニターセットが選択肢になります。
この構成はインターネットに接続しないので、外出先のスマートフォンからは見られません。
外からも確認したいなら、ルーターに接続できる機種を選ぶことになります。
次に台数です。
玄関だけなら1台セット、玄関と駐車場なら2台セット、家の四方を見たいなら4台以上に対応した録画機セットへ移ります。
カメラを追加できるかどうかは機種ごとに決まっているので、同じシリーズの増設用カメラが単体で売られているかを買う前に見ておくと、あとで足せます。
最後に記録の残し方です。
カメラ本体のSDカードに残す方式は、カメラごと持ち去られると映像も消えます。
モニターや録画機の側に保存する方式なら、記録装置は室内にあるので持ち去りには強くなります。
ただし、どちらの方式でも侵入自体を止められるわけではありません。
侵入までの時間を延ばす窓や玄関の対策と組み合わせるのが前提です。
電源の取り方で迷う場合は防犯カメラの電源の違いで解説しています。
表記を読み違えると起きること|通信帯と記録容量の上限
2.4GHzと5GHzの取り違え
スマートフォン連携に対応した機種は、2.4GHz帯のみ対応というものが多いです。
ルーターの設定で5GHzのSSIDしか使っていない家では、アプリの登録画面まで進んでも接続できません。
ルーター側で2.4GHzのSSIDを有効にしてから設定してください。
SDカードとハードディスクの上限
SDカードは機種ごとに上限容量が決まっており、32GB、64GB、128GB、256GBのいずれかで区切られています。
上限を超えるカードを挿すと認識しません。
フォーマット形式(FAT32かexFAT)の指定がある機種もあります。
録画機セットのハードディスクも、対応容量の上限が仕様表に書かれています。
確認するのは箱の裏と仕様表の2か所
店頭で見るなら、箱の裏面か側面の仕様一覧を見てください。
カメラの画素数、モニターのインチ数と表示解像度、防水等級、対応SDカード容量、対応台数の5項目はほぼ記載されています。
通販なら商品ページの下部にある仕様表です。
商品名や見出し画像の数字はカメラ側だけを大きく書いていることが多いので、そこだけで判断しないでください。
取扱いのある店や売り場については防犯カメラの取扱いの違いで解説しています。
よくある質問
モニター付きなら外出先からスマホで見られますか
機種によって分かれます。
カメラとモニターだけで完結する無線セットはインターネットに接続しないため、外からは見られません。
外出先からの確認が必要なら、Wi-Fi接続とアプリ対応が仕様表に書かれている機種を選んでください。
モニターは何インチを選べばいいですか
カメラ1台なら7インチでも十分見えます。
3台以上を分割表示で使うなら、1台あたりの表示が小さくなるので10インチ前後をおすすめします。
加えて、モニターの表示解像度が1024×600か1920×1080かで、同じインチ数でも見え方が変わります。
録画は何日ぶん残りますか
解像度・台数・記録容量・常時録画か動体検知かで大きく変わるため、一律には言えません。
仕様表に「128GBで約◯日」と目安を載せているメーカーもあります。
古い映像から自動で上書きする設定が一般的なので、必要な日数から容量を逆算してください。
まとめ
モニター付き防犯カメラを選ぶときは、カメラ側の画素数とモニター側の表示解像度を別の数字として読むことが出発点になります。
そのうえで、設置場所にWi-Fiが届くか、カメラを何台使うか、記録を室内側に残すかという3点を決めれば、無線モニターセットか録画機セットのどちらかに絞れます。
屋外に出すなら防水等級のIP表記と夜間の写り方、記録側は対応SDカード容量の上限まで確認しておくと、届いてから使えないという事態を避けられます。
ぜひ本記事の3タイプの比較表と5項目の確認箇所を参考に、自分の設置条件に合う機種を選んでください。





