防犯カメラの設置場所はどこがいい?位置と高さの目安

玄関の真上に付けたのに、映っているのは帽子のつばと肩だけ、という状態はよく起きます。
設置場所で最初に決まるのは高さと向きで、レンズを真下に向けるほど顔は写らなくなります。
屋外に付けるなら、本体側の条件も先に確認してください。
防水等級がIP65以上あるか、Wi-Fiが2.4GHzでも電波が届く位置か。
ここを外すと、場所自体は良くても数か月で映らなくなったり、接続が切れ続けたりします。
本記事では、玄関・窓・駐車場の場所ごとの決め方、高さと向きの失敗例、取り付け面ごとに変わる固定方法まで解説します。

防犯GET編集部
防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。
※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。
防犯カメラの設置場所は玄関・掃き出し窓・駐車場から決める
場所を決める前に、家の外を一周して人が入ってこられる場所を数えてください。
玄関、掃き出し窓、勝手口、駐車場、ベランダの下。
ほとんどの家ではカメラの台数より場所の数が多くなるので、全部を写そうとせず、必ず通る場所から埋めていきます。
玄関はドアの正面が取れる位置
玄関はドアの真上ではなく、少し離れた斜め前から狙うほうが顔が写ります。
真上は頭頂部だけの映像になり、宅配の受け取りトラブルを確認したいときにも役に立ちません。
門から玄関までの通路が画角に入れば、近づいてくる途中の姿も残ります。
掃き出し窓は「庭に入った時点」で写る位置
窓のすぐ上に付けると、窓の前に立った人の頭上しか写りません。
庭やベランダへの入り口になる場所——門扉のわき、外構の切れ目、隣地との境——が画角に入る位置を選んでください。
侵入を防げるわけではありませんが、近づく段階で気づかれる状態を作れます。
駐車場と勝手口は見えるように付ける
隠して付けたくなる場所ですが、抑止を期待するなら見える位置に付けます。
ただし手が届く高さは避けてください。
カメラ本体やケーブルに触れられる高さだと、レンズの向きを変えられるおそれがあります。
高さと向きを間違えると顔もナンバーも判別できません
取り付けの高さは、手が届かないことと、顔が写ることの両方を満たす範囲で決めます。
高く上げるほど安全ですが、上げすぎると見下ろす角度が急になり、映っているのは肩と足元だけになります。
目線に近い角度で通り道を横切らせるのが、顔を残す配置です。
画角も同じで、広く写せば1人あたりは小さく写ります。
庭全体を1台で収めた映像では、人が動いたことは分かっても誰かは分かりません。
顔やナンバーを判別したいなら、広い範囲を1台で見るより、通り道を狭く写す位置に寄せてください。
夜間の写り方も設置場所で変わります。
赤外線の暗視は白黒になるため、服や車の色は残りません。
西向きの壁は夕方に逆光で白飛びしますし、真下に外灯がある場所では虫が寄ってレンズの前を横切り続けます。
防犯カメラを付けても意味がなかったという声の多くは、機種ではなく高さと向きの問題です。
実際にどこまで期待できるかは防犯カメラの効果とデメリットで解説しています。
設置場所でよくある失敗と直し方
電源とWi-Fiが届かない場所に決めてしまう
位置を決めてから電源を探すと、たいてい足りません。
コンセントが屋内にしかない場所なら、ケーブルを通す穴が要るか、電池式やソーラー式に切り替えることになります。
Wi-Fiも同じで、家の中では十分でも外壁の裏側では弱くなります。
取り付け前にスマートフォンをその位置に持っていって電波を確認し、切れる場所なら中継器を入れてください。
設置後につながらなくなったときの切り分けは防犯カメラがつながらない原因と対処法で解説しています。
隣家の窓や道路が大きく写ってしまう
自宅の敷地を狙ったつもりでも、広角レンズだと隣家の玄関や庭まで入ります。
仮止めの段階で映像を確認し、必要な範囲だけになるよう角度を下げるか、写る範囲を隠すマスク機能を使ってください。
関係が悪くなってから直すのは大変なので、先に一声かけておくほうが安全です。
写り込みの考え方は防犯カメラとプライバシーの注意点で解説しています。
軒下のつもりが雨のかかる面だった
軒の出が浅い壁は、横風の雨で濡れます。
屋内用を付けると内部で結露して数か月で映らなくなりますし、屋外用でもケーブルの差込口が上を向いていると水が入ります。
配線は本体の下側から回し、壁にあけた穴はコーキング材でふさいでください。
用意する道具と、代用が利くもの
屋外にネジで留めるなら、電動ドリルと取り付け面に合ったビット、脚立、プラスドライバー、鉛筆、コーキング材。
これだけは代わりがありません。
水平器はスマートフォンのアプリで足りますし、下地を探す道具がなければ壁を軽く叩いて音の変わる場所を探す方法でも当たりは付けられます。
あると失敗が減るのは養生テープです。
本体を仮止めしてスマートフォンで映像を見ながら角度を追い込み、納得してから穴をあける。
この順番にすると、位置決めのやり直しで壁に穴が残りません。
外出先から確認できる状態にしてから位置を詰めたい場合は、スマホ連動の設定手順で解説しています。
穴あけそのものを避けたいなら、金具側で選ぶ手もあります。
穴あけなしで付けられる取付金具で解説しています。
防犯カメラの固定方法は取り付け面で変わります
木部・サイディングの外壁
木部なら木ネジがそのまま留まります。
サイディングは裏側が空洞なので、表面だけにネジを打つと本体の重みで少しずつ下を向いてきます。
裏の胴縁(どうぶち)という下地の位置を探し、そこを狙って留めてください。
あけた穴は必ず防水処理をします。
コンクリート・モルタル
振動ドリルとコンクリート用のビットで下穴をあけ、プラグを打ち込んでからネジを締めます。
普通のドリルでは歯が立ちませんし、無理に押し付けるとビットが焼けます。
粉が出るので、下に養生を敷いておくと後片付けが楽です。
賃貸で穴をあけられない面
穴をあけない場合は、ベランダの手すりに挟むクランプ式、突っ張り式のポール、室内の窓際に置く据え置き型のいずれかになります。
据え置き型・突っ張り式・クランプ式の順に、費用も設置の手間も小さくなります。
原状回復の条件は物件ごとに違うので、契約書の記載を確認してください。
判断の基準は賃貸で使える防犯カメラと原状回復できる設置方法で解説しています。
自分で配線まで行う場合の段取りは防犯カメラを自分で設置する手順で解説しています。
設置場所を見直す頻度とタイミング
付けたら終わりではありません。
レンズにクモの巣が張ると、夜間は赤外線が反射して画面全体が白くなります。
植栽が伸びて画角の半分をふさぐこともありますし、季節が変わって日の位置が動くと、これまで写っていた時間帯だけ逆光になります。
目安としては半年に一度、レンズを乾いた布で拭き、実際に録画を再生して確認してください。
台風や大雪のあとは、その都度向きがずれていないかを見ておくと安心です。
電池式なら残量の減り方も同時に把握できます。
ずれを見つけるのは、映像が必要になった日ではなく、点検の日にしておきたいところです。
よくある質問
玄関ドアの真上は良い設置場所ですか
顔を残したいなら向いていません。
真上からだと頭頂部と肩しか写らないためです。
ドアから少し離れた壁や軒に付けて、正面から斜めに見下ろす角度にしてください。
宅配の置き配を確認したいだけなら、真上でも荷物の有無は分かります。
屋内用のカメラを窓の内側から外に向けてもいいですか
昼間は写りますが、夜は赤外線の暗視がガラスに反射して画面が白くふさがります。
暗視をオフにできる機種で、外に十分な明かりがある場所に限られます。
夜間の映像が必要なら、屋外用を外に付けるほうが確実です。
電源が近くにない場所に付けたいときはどうしますか
電池式かソーラー式を選ぶことになります。
どちらも常時録画には向かず、動きを検知したときだけ録る使い方が前提です。
ソーラー式は設置面に日が当たるかを先に確認してください。
日陰の北側では充電が追いつきません。
1台だけ付けるならどこを選べばいいですか
家の出入りが集中する場所を選んでください。
多くの家では玄関から門までの通路です。
庭に面した掃き出し窓が道路や空き地から見えにくい造りなら、そちらを優先する判断もあります。
まとめ
設置場所は、写したい範囲から決めるのではなく、人が必ず通る場所と顔が写る角度から決めます。
高さは手が届かない範囲で、見下ろしすぎない向きに。
屋外なら防水等級と電波の届き方を先に確かめ、養生テープで仮止めして映像を見てから穴をあけてください。
取り付け面が木部かサイディングかコンクリートかで、必要な道具と固定方法は変わります。
賃貸なら穴をあけない選択肢もあります。
ぜひ本記事の場所別の決め方と取り付け面ごとの固定方法を参考に、1台目の位置を決めてください。




