SHARE:

子ども向け防犯ブザーの選び方|通学と留守番で使う基準

子ども向け防犯ブザーの選び方|通学と留守番で使う基準

ランドセルの肩ベルトからぶら下がった防犯ブザーが、脇の下のあたりで揺れている。

この位置だと、とっさに手が届きません。

小学生の防犯ブザーで最初に決まるのは音量ではなく、胸の高さにあるDカン(肩ベルトに付いた金属や樹脂の輪)へ、片手で握れる向きに付けられるかどうかです。

音量の表記は85デシベル前後から130デシベル近いものまで幅があり、数字が大きいほど遠くまで届きます。

ただ、指がかからなければ音は出ません。

本記事では、登下校でひとりになる区間の考え方、取り付け位置と音量の見方、小学生には向かない仕様、鳴らす練習と電池の点検まで解説します。

防犯GET

防犯GET編集部

防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。

※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。

登下校で守りが薄くなるのは、班と別れてからの数百メートル

集団下校でまとまって歩く区間には、人の目があります。

ところが家が近づくにつれて人数は減り、最後の数百メートルはひとりになります。

狙われやすい条件が重なるのは、たいていこの区間です。

時間帯も一定ではありません。

下校時刻は学年と曜日で変わり、習い事や塾の帰りは日が落ちてからになる日もあります。

塀の高い路地、駐車場の間、公園の裏手、マンションの外階段のように、数メートル先から姿が見えない場所は、どの通学路にもいくつか含まれています。

そして、驚いた瞬間には声が出ません。

大声を出す練習をしていても、腕をつかまれた状態で出るとは限らないものです。

防犯ブザーはその声の代わりに周囲へ気づかせ、相手がその場を離れるまでの数秒を作る道具です。

連れ去りを防げると言い切れるものではなく、人目を集める確率を上げるところまで。

家のまわりや留守番中まで含めた道具の選び分けは、防犯グッズの選び方で解説しています。

小学生の防犯ブザーは、手が届く位置に付けられるかで決まる

肩ベルト上部のDカンに、片手でつかめる向きで付ける

取り付けの目安は胸の高さです。

肩ベルトの上のほうにあるDカンを使えば、歩きながらでも手が自然に届きます。

ひもを長く伸ばして脇の下でぶら下げると、揺れる本体を探す動作がひとつ増えます。

ランドセルによってDカンが片側にしか無いこともあるので、利き手の側を確かめてから位置を決めてください。

冬は上着の前を閉めるとブザーが服の内側に入るため、着せた状態で見えているかどうかも一度確認を。

音量はデシベルの数字と、表記の条件をあわせて見る

85デシベルは走行中の電車内くらい、100デシベルを超えるとガード下で電車が通るくらいの音量です。

同じ数字でも、測定した距離が違えば意味が変わります。

「1メートルの位置で」といった条件が書かれているかを見比べてください。

数値が近い製品どうしなら、低くこもる音より高く抜ける音のほうが、離れた家の中まで届きやすいです。

雨の日も歩くので、防水表記と電池の交換方式を確認する

「防滴」は水がかかる程度を想定した表記で、水没には対応しません。

ランドセルの外側で雨に当たる使い方なら、IPX4以上の表記があるものが安心です。

電池はLR44のようなボタン電池を数個使うタイプと、単4電池のタイプ。

ボタン電池は本体を薄くできる一方、交換のたびに買い足しが必要になります。

ふたがネジ止めなら精密ドライバーも要るので、家にある工具で開けられるかを見ておいてください。

電池の入手しやすさや作りの細かさで国産を検討するなら、国産の防犯ブザーを選ぶ基準で解説しています。

小学生には向かない防犯ブザーの仕様

キーホルダー型でポケットや筆箱に入れるものは、通学には向きません。

ランドセルの中にしまった時点で、鳴らすまでに数秒かかります。

押している間だけ鳴るボタン式も、この場面では不利です。

腕をつかまれたり転んだりすれば手は離れ、音も止まります。

ピンを引き抜くと鳴り続けるタイプか、一度押せば鳴り続けるタイプを選んでください。

止め方はピンを戻す、スイッチを切るなど製品で違うので、買った日に子どもと一度やってみるといいでしょう。

表面の凹凸が多く、触ってもピンとボタンの区別がつかないものも避けたいところです。

見ないで分かる形かどうか。

反対に、大人向けの薄くて小さい本体は子どもの指ではつかみにくく、糸のように細いストラップは引く力が伝わる前に切れることもあります。

防犯ブザーは月に一度鳴らして電池を確かめる

電池は使わなくても自然に減ります。

ランドセルに付けたまま1年放置すると、引いても弱い音しか出ないことがあります。

鳴らさない限り、この状態には気づけません。

点検は月に一度で足ります。

玄関先で1〜2秒だけ鳴らし、近所に響く前に止めます。

この短い作業は、子ども自身の手でやらせてください。

ピンを引く、鳴る、戻す。

この三つの動きを体が覚えていれば、とっさの場面で手が動きます。

あわせて、ひもの付け根とDカンの摩耗も見ておきます。

毎日揺れる部分から先に傷みます。

予備電池を家に置いておけば、交換が後回しになりません。

ボタン電池は小さな子どもが飲み込む事故が起きているので、保管は手の届かない引き出しに。

飲み込んだ疑いがあるときは、様子を見ずに医療機関に相談してください。

誤作動と、鳴らしたあとの動き方を家庭で決めておく

誤作動が続くと、子どもは持たなくなる

ランドセルを床に置いたとき、遊具に登ったとき、体育で背中を預けたとき。

ピンは思っているより簡単に抜けます。

学校で何度も鳴れば、周りに言われて自分からひもを外してしまいます。

抜けやすいと感じたら、ピンの穴に通すひもを短くして引っかかりを減らしてください。

校内での扱いは学校ごとに決まりがあるので、入学時の書類か担任に確認しておくと安心です。

鳴らしたら、その場に置いて走る

行動まで決めておかないと、音を出したその場で立ち止まってしまいます。

教えるのは、鳴らしたまま地面に置いて人がいる方向へ走ること。

コンビニ、商店、こども110ばんの家のように駆け込める場所を、通学路の実際の道で一緒に指差しておいてください。

相手が音に驚いて離れるまでの数秒が、逃げるための時間です。

鳴らした事実は誤作動でも学校と共有しておくと、同じ場所で繰り返す場合に通り方を変える判断材料になります。

よくある質問

音量は大きいほどいいのでしょうか

遠くまで届くという点では有利です。

ただ、測定距離の条件が違う製品同士では数字を並べても比べられません。

85デシベル前後を下限の目安にして、あとは実際に鳴らしたときの音の高さで選んでください。

防犯ブザーは何年生まで持たせればいいですか

学年ではなく、ひとりで歩く区間があるかどうかで判断してください。

高学年で行動範囲が広がると、むしろ持たせる意味が増えます。

中学以降に切り替えるなら、大人が持つ防犯ブザーの基準で解説している通勤・夜道向けの条件が参考になります。

学校や自治体から配られたブザーだけで足りますか

配布品でも作りは実用的なものが多く、そのまま使えます。

確認したいのは電池の残量と取り付け位置の2点です。

鳴らしてみて音が弱い、Dカンの位置に合わないという場合は、買い替えを検討してください。

家に一人で先に帰る日は、どう備えればいいですか

玄関前でブザーを鳴らす場面はほとんどないため、鍵を人に見せずに開ける、入ったらすぐ施錠する、という手順を決めておくほうが実用的です。

敷地の足元で足音が出る状態を作る方法は、防犯砂利の選び方で解説しています。

まとめ

小学生の防犯ブザーは、胸の高さのDカンに片手でつかめる向きで付けられるかどうかから選び始めると失敗が少なくなります。

音量は85デシベル前後を下限の目安に、測定条件まで見比べてください。

押している間だけ鳴るタイプや、ポケットにしまう形は通学には向きません。

そして、買ってからのほうが差が出ます。

月に一度、玄関先で子ども自身に鳴らさせ、ピンを戻すところまで手を動かしてもらう。

鳴らしたら置いて走る、という決めごとも家族で共有しておいてください。

ぜひ本記事の取り付け位置と点検の手順を参考に、通学路のひとりになる区間から見直してみてください。

あなたへのおすすめ