スマホ連動できる防犯ブザー|外出先で見る設定の手順

アプリストアで「防犯ブザー」と検索すると無料アプリが何十本も並び、量販店の防犯ブザーの箱にも「アプリ連携」と書かれた製品が置かれています。
同じ言葉ですが、中身は別物です。
音を出すのがスマートフォンのスピーカーなのか、本体の圧電ブザーなのかで、鳴る音の大きさも、通信が切れたときの挙動も変わります。
音量の表記も、dB(デシベル)は距離が2倍になると約6下がる単位なので、測定距離を書いていない数字どうしを比べても意味がありません。
本記事では、アプリ連携をうたう防犯ブザーの2つの意味・dB表記と測定距離の読み方・通知が飛ばなくなる条件を解説します。

防犯GET編集部
防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。
※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。
防犯ブザーのアプリは2種類|スマホで鳴らすものと本体と連携するもの
スマートフォン単体で音を鳴らすアプリ
画面のボタンを押すとサイレン音が再生され、同時に登録した相手へ位置情報つきのメッセージを送るタイプです。
追加の機器を買わずに使えます。
ただし音を出すのはスマートフォンの内蔵スピーカーで、これは通話や音楽の再生を想定した部品です。
防犯ブザー専用の圧電素子ほどの音圧は出ませんし、ポケットやカバンの中に入っていれば布で音がさらに抑えられます。
本体のひもを引くとスマホへ通知が飛ぶタイプ
ブザー本体は独立して鳴り、そのうえで本体とスマートフォンをBluetoothでつないで、作動を通知として飛ばします。
音は専用のブザーが出し、通信はスマートフォンが担当するという分担です。
本体とスマートフォンの距離が離れると接続が切れるので、両方を身につけている状態が前提になります。
カバンに本体、机の上にスマートフォンという置き方では通知は届きません。
dB表記は測定距離とセットで読む|数字だけでは比べられない
dBは音の大きさを表す単位ですが、目盛りが対数なので数字を単純に足し引きできません。
実用上覚えておきたいのは、音源からの距離が2倍になると音圧はおよそ6dB下がるという性質です。
つまり10cmの地点で測った値と1mの地点で測った値では、同じ製品でも20dB近い差がつきます。
市販品のパッケージには測定距離を明記しているものと、数値だけを大きく書いているものがあります。
比べるときは、測定距離の記載がある製品同士で見てください。
距離が書かれていない数値は、どこで測ったのか分からないので、他社の数値と並べても判断材料になりません。
アプリ単体型はさらに事情が違います。
出せる音量はスマートフォンの機種のスピーカー性能とOSの音量上限で決まるため、アプリ側が何dBと表示していても、端末が変われば実際の音も変わります。
音の届く範囲そのものをどう考えるかは、防犯ブザーの音量の目安で解説しています。
3タイプの仕組みと通信方式を防犯ブザー基準で比べる
アプリが関わる製品は、音の出どころと通信経路の組み合わせで3タイプに分かれます。
| タイプ | 音を出す部分 | 通信の経路 | 電源 |
|---|---|---|---|
| スマホアプリ単体 | スマートフォンのスピーカー | 携帯回線またはWi-Fi | スマートフォンの電池 |
| Bluetooth連携ブザー | 本体の圧電ブザー | 本体とスマホはBluetooth、通知は携帯回線かWi-Fi | 本体はボタン電池、通知はスマホ側 |
| SIM内蔵のGPS端末 | 本体のブザー | 端末が携帯回線へ直接接続 | 端末の充電池 |
Bluetooth連携型で使われるのは消費電力の小さいBLE(Bluetooth Low Energy)で、Bluetooth 4.0以降の規格です。
到達距離はClass 2相当で見通し10m前後が目安になりますが、壁や人体をはさむと短くなります。
SIM内蔵型は端末が自分で回線につながるので、持ち歩く側がスマートフォンを持っていなくても位置と作動を送れます。
そのかわり回線を使う契約が必要で、月々の通信費がかかります。
自分に合う防犯ブザーとアプリの選び分け手順
迷ったら、通知が誰に届いてほしいのかを先に決めてください。
周囲に音で気づいてもらうことだけが目的なら、アプリ機能は不要です。
音量と引きやすさで選んだ単体のブザーのほうが、電池切れの心配も少なくて済みます。
離れた家族に知らせたいなら、次に持ち歩く人がスマートフォンを常に身につけられるかを確認します。
通勤や夜道で自分用に使うなら、スマートフォンは手元にあるのでBluetooth連携型が成立します。
用途別の基準は大人が持つ防犯ブザーの選び方で解説しています。
小学生に持たせる場合は、学校がスマートフォンの持ち込みを認めているかで答えが変わります。
持ち込めないならBluetooth連携型は通学中に機能しないので、SIM内蔵のGPS端末か、通知機能のない単体ブザーの二択です。
通学と留守番での使い分けは子ども向け防犯ブザーの選び方、一人暮らしで最初に揃える順番は女性の一人暮らしの防犯で解説しています。
アプリ連携型の防犯ブザーで起きやすい失敗
圏外と機内モードでは通知が届かない
作動を伝える通知は、携帯回線かWi-Fiを通ってサーバーを経由します。
地下や山間部で圏外になっていれば、本体のブザーは鳴っても通知は送られません。
機内モードのままカバンに入れていた場合も同じです。
通知は補助の機能であって、鳴らすこと自体は本体側で完結すると考えておいてください。
画面ロック中の起動と、接続の切断
アプリ単体型でいちばん多いのが、いざというときにロック解除とアプリの起動が間に合わないという失敗です。
ウィジェットやOS標準の緊急通報機能を併用し、押す場所を事前に体で覚えておいてください。
Bluetooth連携型では、本体を家に置いたままスマートフォンだけ持って出ると、接続が切れた状態が続きます。
ボタン電池が切れていても本体が沈黙するだけで、スマートフォン側に警告が出ない製品もあります。
電池の交換時期を自分で決めて管理してください。
対応OSと防水等級はどこに書いてあるか
Bluetooth連携型やGPS端末は、専用アプリが自分のスマートフォンで動かないと機能しません。
確認する箇所は3つです。
パッケージ裏か商品ページの仕様表にあるBluetoothのバージョン、アプリストアの「互換性」欄に書かれた対応OSのバージョン、そして本体の電池の種類です。
古い端末を使っている場合は、対応OSのバージョンが自分の端末より新しいと、買っても設定画面まで進めません。
防水の表記はIPX4やIPX7のようにIPで始まります。
雨に濡れる程度を想定するならIPX4以上、水没を想定するならIPX7という読み方です。
よく似た表記のIKは落下や打撃に対する強さを表す別の等級なので、防水性能として読まないでください。
等級の記載自体がない製品は、生活防水も期待できないものとして扱うのが安全です。
取扱いの傾向は防犯ブザーの購入先の違いで解説しています。
よくある質問
無料の防犯ブザーアプリだけで足りますか
足りるかどうかは目的で分かれます。
位置情報を家族に送る用途なら実用になります。
周囲に気づいてもらう音としては、スマートフォンのスピーカーは専用ブザーより不利で、カバンの中では特に弱くなります。
音が目的なら本体を別に持ってください。
アプリ連携型には月額料金がかかりますか
Bluetooth連携型は、本体とスマートフォンをつなぐだけなので通信契約は不要な製品が多く、通知はスマートフォンの回線を使います。
SIMを内蔵したGPS端末は端末自身が回線を使うため、別途契約と月々の通信費が必要です。
アプリ対応の防犯ブザーなら安全になりますか
なりません。
通知が届くのは作動したあとで、届いた家族が駆けつけるまでには時間がかかります。
アプリは事後に状況を知らせる手段で、その場で助けを呼ぶ役割は音が担います。
両方を備えるという考え方で選んでください。
まとめ
「防犯ブザー アプリ」という言葉には、スマートフォンだけで鳴らすものと、本体の作動を通知として飛ばすものが混在しています。
音の大きさを比べるなら測定距離の記載がある数値どうしで、通知を重視するなら持ち歩く人がスマートフォンを常に身につけられるかどうかで判断が決まります。
学校にスマートフォンを持ち込めない子どもには、Bluetooth連携型は通学中に働きません。
用途別のおすすめの絞り方は防犯ブザーの用途別比較で解説しています。
ぜひ本記事の3タイプ比較表と選び分けの手順を参考に、通知先と持ち歩き方から自分に合う組み合わせを決めてください。




