防犯フィルム窓の選び方|タイプ別の違いと失敗しない基準

ホームセンターの窓まわりの棚には、防犯フィルムと飛散防止フィルムが並んで置かれています。
どちらも透明なシートで、パッケージの写真もよく似ています。
分かれるのは厚みで、飛散防止フィルムは50マイクロメートル前後、防犯フィルムは350マイクロメートル以上が目安です。
飛散防止フィルムは、地震や台風でガラスが割れたときに破片が飛ぶのを抑えるための製品です。
窓の侵入対策として貼ると、破片は散らないのに割られるまでの時間はほとんど変わらない、という結果になります。
本記事では、防犯フィルムと似た製品の見分け方・タイプ別の違いと手を付ける順番・貼る前に自宅で確認する点を解説します。

防犯GET編集部
防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。
※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。
防犯フィルムと飛散防止フィルムは、厚みと役割が別物です
売り場で最初に見るのは厚みの表記です。
防犯フィルムは350マイクロメートル以上が目安で、飛散防止フィルムは50マイクロメートル前後にとどまります。
7倍近い差があり、同じ「窓に貼るフィルム」でも想定している場面が違います。
飛散防止フィルムが引き受けるのは割れたあとの破片で、防犯フィルムがねらうのは、割ってから人が入れる開口ができるまでの手間を増やすことです。
厚みがどこにも書かれていない製品は、飛散防止用と考えて選び直したほうが安全です。
防犯ガラスと強化ガラスも別のもの
ガラス自体を替える場合も、名前の似た2つがあります。
防犯ガラスは2枚のガラスの間に樹脂の中間膜をはさみ、貫通に耐えるように作られたものです。
強化ガラスは割れたときに粒状になる安全のためのガラスで、打ち破りへの備えにはなりません。
交換にかかる費用の目安や業者の選び方は防犯ガラスの価格と工事費用で解説しています。
CPマークは「侵入に5分以上耐えた」という試験の結果
CPマークは、官民合同会議の試験で侵入に5分以上耐えた建物部品に付く表記です。
侵入されないという意味ではありません。
認定はガラス・錠・シャッター・面格子など部位ごとに分かれているため、窓まわりを一式そろえたつもりでも、マークが付いているのはガラスだけということが起こります。
窓の防犯で延ばせるのは、割ってから入るまでの時間です
防犯フィルムを貼っても、窓ガラスは割れます。
厚いフィルムが変えるのは、割れたガラスが枠から抜け落ちるかどうかと、人が通れる開口ができるまでの作業量です。
音の出る時間が長く続き、手間もかかる状態を作ることで、途中であきらめさせる効果が期待できます。
ここで結果を左右するのは製品だけではありません。
窓が道路から見えるか、夜に照明が当たるか、隣家との距離がどれくらいか。
時間を稼いでも人目のない窓では、その時間が意味を持ちません。
フィルムを貼ってから見つかりやすさを足すのではなく、両方をまとめて考えてください。
フィルムにどこまで見込めるのかは、防犯フィルムの効果とデメリットで解説しています。
防犯フィルムで守りきれない窓と、貼り方で差が出るところ
貼る範囲を絞ると、ねらった時間稼ぎが成立しなくなります。
錠の周辺だけに小さく貼った窓は、範囲の外を割られれば元の状態と変わりません。
防犯を目的にするなら、ガラス1枚の全面に貼るのが前提です。
形状のせいで向かない窓もあります。
細い羽根板が並ぶルーバー窓や、小さな面がいくつも並ぶ窓は、フィルムを貼っても枠ごとの弱さが残ります。
網入りガラスや複層ガラスは、製品の注意書きで熱割れの恐れがあるとして対応の可否が指定されていることがあるため、メーカーの適合表を先に確認してください。
窓だけを固めても、勝手口や玄関が手薄なら、侵入されやすい場所はそちらに移ります。
裏手の出入り口をどう考えるか、どこから手を付けるかは空き巣対策の勝手口で解説しています。
防犯フィルムのタイプ別比較|貼るだけからガラス交換まで
窓ガラスの補強には、シートを貼る方法からガラスごと替える方法まで幅があります。
厚みと施工の重さ、そして向くケースを並べます。
| 方法 | 厚みの目安 | 何をねらった作りか | 向くケース |
|---|---|---|---|
| 飛散防止フィルム | 50マイクロメートル前後 | 割れた破片が飛び散るのを抑える | 地震への備え、子ども部屋の安全確保 |
| 防犯フィルム(自分で貼る) | 350マイクロメートル以上 | 貫通と開口づくりに時間をかけさせる | 小窓や腰窓、費用を抑えたい場合 |
| 防犯フィルム(専門業者の施工) | 350マイクロメートル以上 | 大判のガラスでも気泡や浮きを抑えて全面を覆う | 掃き出し窓など面積の大きい窓 |
| 防犯ガラスへの交換 | 中間膜入りの合わせガラス | ガラス自体で貫通に耐える | サッシごと更新する時期、長く住む持ち家 |
自分で貼るか、業者に頼むか
厚い防犯フィルムは硬く、面積が大きくなるほど空気を抜くのが難しくなります。
小窓なら自分で貼れる範囲ですが、掃き出し窓の一枚貼りは浮きや端の剥がれが出やすい作業です。
仕上がりの見た目が気になるなら、面積の大きい窓だけ施工を頼み、小窓は自分で貼るという分け方もできます。
製品ごとの厚みや粘着の違い、選ぶときの基準は防犯フィルムの選び方で解説しています。
窓の防犯はフィルム単体で決めず、錠と人目をそろえます
1階の掃き出し窓、道路から見えない側面の窓、隣家の壁で死角になる小窓から先に手を付けてください。
全部の窓に同じ手当てをしようとすると費用も手間も膨らみます。
次に錠を見ます。
クレセント錠は左右の建具を引き寄せるための金具で、鍵としての強度を想定した部品ではありません。
窓の上下に補助錠を足すと、開けるまでの手数が増えます。
フィルムと補助錠は競合しないので、両方を入れている家も多いようです。
そのうえで、見つかりやすさを足します。
室内側から窓を写すカメラを置くなら、室内側の置き場所と画角の決め方で解説している内容が判断材料になります。
玄関の錠を見直す段階では方式ごとの向き不向きが関わるので、防犯サムターンの種類と違いもあわせて確認してください。
貼る前に自宅で確認する3点
ガラスの種類
透明な1枚ガラスなのか、ワイヤーの入った網入りガラスなのか、2枚組の複層ガラスなのかを確かめます。
サッシの隅にガラスの種別を示すシールや刻印が入っていることがあるので、まずそこを見てください。
網入りと複層は対応品が限られます。
貼る面と採寸
防犯フィルムは室内側に貼ります。
ガラスの露出している部分の縦横を測り、製品の幅で1枚を覆えるかを確認してください。
継ぎ足して貼ると、つなぎ目が弱い部分として残ります。
賃貸かどうか
壁に穴を開けないので工事にはあたりませんが、剥がすときに糊の跡が残ることがあります。
貼ってよいか、退去時にどう扱うかを管理会社に先に確認してください。
100均や量販店で買える範囲のグッズとの組み合わせは100均と量販店の取扱いの違いで解説しています。
貼ったあとの手入れと、貼り替えを考える時期
掃除は中性洗剤を薄めた水とやわらかい布で拭きます。
研磨剤入りのクリーナーや金属のヘラは表面に細かい傷を作るので使わないでください。
端が浮いてきたときや、白くにごって見え始めたときが、貼り替えを考える時期です。
屋外に面した窓は日差しの当たり方で傷み方が変わるため、年数だけで判断せず、四隅の浮きを目で確かめてください。
よくある質問
防犯フィルムは窓のどこに貼るのですか
室内側のガラス面に、1枚の全面を覆うように貼ります。
錠の周辺だけに小さく貼る方法は、その外側を割られると元の状態に戻ってしまいます。
100円ショップのガラスシートでも代わりになりますか
厚みが飛散防止フィルム相当のものが多く、侵入対策の置き換えにはなりません。
破片の飛散を抑える目的なら役割を果たします。
網入りガラスにも貼れますか
製品によって異なります。
網入りガラスや複層ガラスは熱割れの恐れがあるとして対応の可否が指定されているので、メーカーの適合表で確認してください。
対応品が見つからない場合は、補助錠の追加やガラス交換のほうが現実的です。
防犯フィルムを貼れば窓は割られませんか
割れます。
フィルムが変えるのは、割れたあとに人が通れる開口ができるまでの時間と手間です。
人目のつくり方や錠の補強と組み合わせて考えてください。
まとめ
窓の防犯は、厚みの表記で防犯フィルムと飛散防止フィルムを見分けることから始まります。
防犯フィルムを選んだら、ガラスの全面に貼り、補助錠と人目のつくり方をそろえます。おすすめの商品は窓の補助錠と窓用アラームのおすすめ10選で解説しています。
ガラスの種類とサッシの状態によって貼れるかどうかが変わるので、買う前に窓を一枚ずつ確認してください。
ぜひ本記事のタイプ別比較表と、貼る前に確認する3点を参考に、いちばん狙われやすい窓から手を付けてみてください。





