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防犯カギの選び方|タイプ別の違いと失敗しない基準

防犯カギの選び方|タイプ別の違いと失敗しない基準

玄関の鍵を替えたいと思って検索すると、「防犯カギ」「補助錠」「ディンプルキー」「サムターン回し対策」といった言葉が一度に並びます。

売り場でも、シリンダー単体と補助錠と後付けの電気錠が同じコーナーに置かれていて、どれが自分の玄関に付くのかは見た目では分かりません。

判断の入口になるのはCP認定の有無で、これは官民合同会議の試験で侵入に5分以上耐えた部品に付く表記です。

ただしCPマークは錠だけでなくガラスやシャッターにも分かれているため、マークだけを見て買うと守れる範囲を読み違えます。

本記事では、防犯カギと普通の鍵の違い・シリンダーと補助錠のタイプ別の分け方・自宅の扉で確認すべき寸法・取り付け後にかかる手間まで、まとめて解説します。

防犯GET

防犯GET編集部

防犯GETは、家庭でできる防犯対策と防犯グッズの選び方をまとめているメディアです。防犯カメラや見守りカメラ、補助錠や防犯フィルム、センサーライトや防犯ブザーまで、メーカーが公開している仕様を確かめながら、用途ごとの向き不向きを書いています。

※本記事はAIの補助を得て作成し、編集部が校正しています。

防犯カギとは何か|シリンダー・錠・補助錠の言葉を分ける

防犯カギという言葉は、実際には3つの別のものを指して使われています。

ひとつは鍵穴の部分であるシリンダー、次に扉に埋め込まれた本体であるケースロック、そして扉に後から足す補助錠です。

ホームセンターで「鍵を交換したい」と言うと、たいていはシリンダーだけの交換を指します。

ここを分けておかないと話が噛み合いません。

ピッキングに強い鍵に替えたいならシリンダーの交換で足りますが、ドアをこじ開けられる不安に答えるならシリンダーは関係がなく、扉と枠のすき間や錠の数が問題になります。

防犯性能を示す表記の読み方

CPマークは、警察庁・国土交通省・経済産業省と民間団体による官民合同会議が定めた試験で、侵入に5分以上耐えた建物部品に付きます。

対象はガラス・錠・シャッター・面格子などに分かれていて、錠のCP認定は「その錠が5分持った」という意味です。

窓ガラスが単板のままなら、玄関の錠をCP認定品に替えても侵入経路としての窓は変わりません。

防犯カギと普通の鍵は何が違うのか

違いはピンの数と形、そして鍵穴の内側の構造にあります。

昔から多いディスクシリンダーは、鍵の刻みが片側だけで、内部の構造も単純です。

対してディンプルキーは、鍵の表面に深さの違う多数のくぼみが並び、シリンダー内部のピンも複数の列に配置されています。

組み合わせの数が桁違いに増えるため、工具で1本ずつ探る手口に時間がかかります。

もうひとつ差が出るのは、鍵穴を壊す手口への備えです。

ドリルで内部を破壊されないよう硬い金属片を埋め込んだもの、シリンダーを外から回されないよう空転する構造にしたものがあります。

こうした対策の有無は、パッケージの仕様欄に「耐ドリル」「耐カム送り」といった形で書かれています。

ただし、どれだけ強いシリンダーに替えても、侵入までの時間を延ばすところまでが役割です。

破られない鍵という表現を見かけたら、そこは疑って読んでください。

防犯カギを足すことでねらえること、その代償

錠を増やす、あるいは強い錠に替えることでねらうのは「あきらめさせること」です。

侵入に5分以上かかると分かった時点で別の家へ移る、という行動は複数の調査で報告されています。

玄関に錠が2つ付いていれば、単純にその倍の作業が要ります。

代償は毎日の手間です。

錠が2つになれば、出るときも帰るときも2回の操作が増えます。

鍵を2種類持ち歩くことになる製品もあり、家族の人数分の合鍵が必要になれば費用もかさみます。

ディンプルキーには別の注意点があります。

くぼみが細かいぶん、合鍵を作れる店が限られます。

街の鍵屋で即日という前提が崩れ、メーカーに登録番号で発注する形になる製品も少なくありません。

紛失したときにどうなるかを、買う前に確認しておいてください。

防犯カギのタイプ別比較|どれが自分の玄関向きか

大きく4タイプに分かれます。

既存の鍵穴だけを替えるシリンダー交換、扉に後から足す補助錠、鍵穴のない電気錠、そして鍵そのものではない補強部品です。

タイプ工事賃貸での可否向いている人
シリンダー交換扉の加工なし(同型番なら差し替え)要相談・原状回復用に元の部品を保管古いディスクシリンダーのままの家
補助錠(面付け)扉にビス穴を開ける不可の場合が多い持ち家で錠の数を増やしたい人
補助錠(工具不要・枠固定式)不要可賃貸・在宅時のこじ開け対策
電気錠・スマートロック両面テープまたはサムターン部の交換製品により可鍵を持ち歩きたくない人

シリンダー交換が向く人

築年数が古く、鍵の刻みが片側だけの家はここから始めてください。

同じメーカーの同型番なら、扉を加工せずに差し替えられます。

型番はシリンダーの側面か、扉を開いた側面のプレートに刻印されています。

補助錠が向く人

錠が1つしかない扉は、その1点を突破されると開きます。

錠を2つにする、いわゆるワンドアツーロックにすると作業量が増えます。

賃貸で穴を開けられないなら、扉と枠のあいだに挟んで固定するタイプがあります。

ただしこれは在宅時の使用が前提で、外出時の施錠には使えません。

防犯カギの選び方|確認する順序を決める

最初に測るのは扉の厚みと、既存シリンダーの型番です。

ここが合わなければ、性能がどれだけ高い製品でも付きません。

扉の厚みはドアを開けて側面をものさしで測り、型番は刻印を写真に撮っておくと売り場で照合できます。

次に決めるのが、賃貸か持ち家かという条件です。

賃貸で扉に穴を開けると原状回復の対象になるため、管理会社に確認せずに面付け補助錠を買うと使えません。

原状回復を前提にした設置の考え方は、賃貸で使える防犯カメラ玄関で解説しています。

カメラの話ですが、扉と枠を傷つけない固定の考え方は錠でも同じです。

そのうえで、鍵を持ち歩きたいかどうかを決めます。

持ち歩きたくないならスマートロックですが、電池切れで開けられなくなる場面を想定して、物理キーが併用できる製品を選んでください。

最後に窓を見ます。

玄関の錠を強くしても、隣の窓が単板ガラスのままなら侵入経路としては窓が残ります。

窓側の順序は空き巣対策の防犯勝手口で解説しています。

取り付け前に自宅で確認する3点

確認するのは扉の厚み・扉の材質・錠を足す位置の3点です。

扉の厚みは30ミリ前後から40ミリを超えるものまであり、シリンダーも補助錠も対応厚みが決まっています。

材質は金属扉か木製扉かで、ビスの種類が変わります。

金属扉に木ネジを打っても効きません。

位置についてはひとつだけ注意点があります。

補助錠を既存の錠のすぐ横に付けないことです。おすすめの商品は窓の補助錠と窓用アラームのおすすめ10選で解説しています。

数センチ離れただけの2つの錠は、扉のこじ開けに対して1点で守っているのとあまり変わりません。

既存の錠から離した高さ、扉の上部か下部に足してください。

賃貸の場合は、これらを測ったうえで管理会社に確認します。

工具を使わない枠固定式なら許可が要らないことも多いものの、共用部の扉に該当するかどうかは物件によって違います。

防犯カギを使い続けるための手間と交換の目安

シリンダーは消耗品です。

鍵の抜き差しが渋くなったり、回すのに力が要るようになったら内部が摩耗しています。

メーカーは10年前後を交換の目安として案内していることが多く、鍵が回りにくい状態を放置すると、ある日突然開かなくなります。

手入れは乾いた布で鍵を拭くだけにしてください。

潤滑油を鍵穴に注すと、内部でほこりと混ざって固まります。

専用の粉末潤滑剤以外は使わないでください。

スマートロックを付けた場合は、電池の残量が管理の対象になります。

アプリに残量が表示される製品なら、月に一度見る習慣にしておくと締め出されずに済みます。

電池が切れたときの解錠方法は、設置した日に家族全員で確認しておいてください。

よくある質問

防犯カギに替えれば空き巣に入られませんか

入られないとは言えません。

錠が強くなれば侵入に時間がかかり、途中であきらめる可能性は高くなりますが、侵入経路は玄関だけではありません。

実際の侵入では窓が使われる割合も高く、玄関だけを強くしても窓が単板ガラスのままなら、そちらが残ります。

窓側の対策と組み合わせるのが前提です。

鍵の交換は自分でできますか

同じメーカーの同型番のシリンダーへの差し替えなら、プラスドライバー1本でできる製品が多くあります。

扉の側面のネジを外し、固定ピンを抜いてシリンダーを入れ替える構造です。

ただし型番が違うものを無理に付けると、扉の加工が必要になります。

型番が読み取れないときは、刻印の写真を持って取扱店に相談してください。

ディンプルキーの合鍵はどこで作れますか

製品によって変わります。

街の鍵屋で作れるものもあれば、メーカーが発行した登録カードを添えて注文する形のものもあります。

後者は届くまでに日数がかかり、カードを紛失すると再発行の手続きから始まります。

買うときに、合鍵の作り方と紛失時の手順をパッケージか販売店で確認しておいてください。

玄関より窓を先に対策したほうがいいですか

玄関の錠が古いディスクシリンダー1つだけなら玄関が先です。

玄関に錠が2つあり、うち1つがディンプルキーなら、次は窓の順番になります。

窓の対策として使われる防犯フィルムには、厚みが350マイクロメートル以上あるものと、飛散防止だけをねらった50マイクロメートル前後のものがあって別物です。

この違いは防犯フィルムの選び方で解説しています。

効果の限界まで含めた話は防犯フィルムは意味ない?にあります。

まとめ

防犯カギを選ぶ流れは、扉の厚みと既存シリンダーの型番を測ることから始まります。

そのうえで賃貸か持ち家かで工事のできる範囲が決まり、鍵を持ち歩きたいかどうかで電気錠を検討するかが分かれます。

錠を足すなら、既存の錠から離した位置に付けてください。

そして玄関だけで完結させないことです。

錠が2つになったら、次に見るのは窓とガラスで、ここを飛ばすと強い扉の隣に単板ガラスが残ります。

窓側の買い方は防犯グッズ窓はどこで買える?や防犯フィルムのおすすめで解説しています。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と確認する3点を参考に、自宅の扉を測ってから売り場へ向かってください。

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